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降っても晴れても

好きな本や映画についてごにょごにょ書きます

緑に光る横浜ー文豪ストレイドッグス

アマゾンプライムビデオでアニメ『文豪ストレイドッグス』を見ていて気になったことがあったので、ちょっとメモしておきます。

(なお、原作コミックは未読です。)

 

1期の後半から北米の異能力者集団のギルドが出てきたので、英文科出身としては激アツです。

ギルドのボスが、フランシス・F、つまりF・スコット・フィッツジェラルドを元にしたキャラクターになっていますが、このキャラはフィッツジェラルドと言うよりは「ギャッビー」の方に限りなく近いですね。

 

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

 

アメリカ文学のキャノンと言われる作品ですが、平たく言えば、闇の世界で成り上がったギャッビーがかつて愛した女性デイジーを取り戻そうと必死になるという話です。

(物語自体は、ニック・キャラウェイという青年の視点から語られる形式になっています。)

 

文ストのフィッツジェラルドはどちからと言うと、スコット・フィッツジェラルドと言うよりものすごくギャッビーっぽい。

 

そう思って見ていると、気になるのがOPの横浜の描かれ方。全体的に緑色に光っています。

 

グレート・ギャツビー』は色々謎の多い作品ではありますが、その一つにギャッビーが「緑の光」をつかもうとする場面があります。

 

デカプリオ主演の一番最近の映画を参照。(1:40あたりが該当場面です)


The Great Gatsby - Gatsby Believed In the Green Light(Final Scene)

 

ギャッビーはかつての恋人であるデイジーの家の対岸に豪邸を建て、毎晩毎晩下品な豪勢なパーティを主催し、デイジーがやって来るのを今か今かと待っているようなやつです。

 

上記の場面は、ギャツビーが対岸にあるデイジーの家を眺めているところなのですが、対岸には緑の光を放つ灯台が立っています。

 

緑の光の先には恋い焦がれるデイジーがいる、つまり緑の光をつかもうとするという行為は、ギャッビーの憧れや夢をつかもうとするという行為に読めるわけですが、文ストのOPで横浜の街が全体的に緑がかっているのは、このギャッビーの場面を意識しているのかな?とちょっと考えていました。

 

原作読んでいないので今後の展開がわかりませんが、英文学の文豪は出てこないんですかね…??