降っても晴れても

好きな本や映画についてごにょごにょ書きます

レシートが挟まっていた

だいぶ期末レポートに追いつめられているので、気分転換に何かレポートに関係ない本を読んでみよう!と本棚を漁ってみました。

で、手に取ったのが、これです。

 

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

 

ヘレーン・ハンフの『チャリング・クロス街84番地ー書物を愛する人のための本』

 

戦後間もない時期の英文学好きのアメリカ人女性、ヘレーンとイギリスの古書店の店員たちの往復書簡なのですが、英文学好きには本当にたまらない内容になっています。(気になる人はどうぞ読んでください)

 

これをはじめて読んだのは、いつだったかなと思いながら、ページをめくっていると本の間にコンビニのレシートが。

ときたま、レシートを栞にしてしまうことがあるのですが、見てみるとこのレシートの日付が2010年12月22日の20:10になっている。(ちなみに買ったのは、ホットカルピス)

 

確か学部2年生の12月は、留年の危機に直面し、必死になって授業に出ていた時期だったのですが、ちょうど院進学のこと考えはじめたのもこの時期でした。

そうゆうのもあって、今この本を再び読んでみると非常に感慨深いものがあります。

 

特に本の最後、脚本家としてある程度成功を収め、大家に追い出されることだし、もう少し大きな部屋に引っ越そうと思ったヘレーンは、今までイギリスから送られてきた本を整理しながら思ったことをこう手紙に認めます。

 

今私がすわっている敷物のまわりをながめると、一つだけ確かなことが言えます。イギリス文学はここにあるのです。(218)

 

最近、研究に関して上手く行かずに落ち込んだりすることが多いですが、あの頃からずっと抱き続けている「 好き」って気持ちだけは忘れてはいけないなと思い出させてくれる一冊でした。

 

たまには再読もしてみるもんだ。